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ハースト作品と死のにおい 2008.08.29


以前森美術館へターナー賞展を見に行った時の記事で(その日の記事はこちら)
D.ハーストが製作した『Mother and Child, Divided』(真っ二つに裂かれたホルマリン漬けの牛の親子です)が放つ強烈な死のにおいについて言及したのですが、
今回はダイヤモンドがちりばめられた頭蓋骨のレプリカがとんでもない額で落札されたとかなんとか。
ハースト作品を実物で見たのはこの間の『Mother~』が初めてで、ハースト氏のその他の作品もまだあんまり知らないのだけど
ネット上の記事を見て「頭蓋骨」という言葉が目に入った瞬間、あの牛の親子から感じた強烈な死のにおいを思い出した。
写真も見た。
ダイヤモンドで全面コーティングされた頭蓋骨が、口を開けてこっちを見ている。
眼孔の中すらダイヤモンドがちりばめられ、ぽかんと開いた口の中だけ、何もない虚。
なんとも この表現がふさわしいかどうかはわからないけど 不気味な。作品。
「Mother~」のときは、時間的にも空間的にも永久に近づけない二つのもの  という、死がもたらす距離のスケール感(うん、何言ってるか自分でもわからない)に背筋が凍ったのだけど、
この作品もそうなのだろうか。
Tシャツとかにプリントされてるかわいらしいモチーフを除けば、頭蓋骨を見て死を連想しない人はまれだと思うんだ。
ましてや頭蓋骨それ自体(まあレプリカですが)がどどんとそこに置いてあって、空間を占めていたら。
死がもたらすあの距離感、が。感じられるのかもしれない。


この頭蓋骨、本物の牛のホルマリン漬けを用いるハースト氏のことだから、てっきり本物の頭蓋骨なのかと思ったら、プラチナ製らしいです。
頭蓋骨が本物だとさすがにまずい(?)からプラチナなのか、はたまたプラチナであることに意味があってあえてこうしたのか。
いろいろ考えさせられます。
とりあえず、あのとき背筋で感じた死のにおいを、直感的に思い出した。そんな話。


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